これ大丈夫?



ちょっと気になるニュースを読みました。
以下引用。
https://news.yahoo.co.jp/articles/138474975544ff0e80f2d9cbf0849cdd9e4746b4
人間の多様性の成立過程を考察する。渡辺志桜里の個展「BLUE」が渋谷・SACSで開催へ
2/14(水) 7:24配信

CCCアートラボの企画により、現代美術家・渡辺志桜里の個展「BLUE」が東京・渋谷にある展示スペースSACSで開催される。会期は2月23日~3月10日。
《BLUE》は、1960年に日本に持ち込まれた特定外来魚・ブルーギルをモチーフに、人間の多様性の成立過程について考察するもの。同作について、渡辺はステートメントで次のように述べている。

ブルーギルは「特定外来生物による生態系などに係る被害の防止に関する法律」により、“飼育・栽培、保管、運搬、販売・譲渡、輸入、野外に放つ事”が規制され、釣り場でも外来魚ボックスに棄てるなど、処理が勧められる魚である。ナショナル・ジオグラフィック(2022年1月12日)によれば、歴史を遡るとこの魚は、1960年にシカゴ市長から現上皇・明仁氏に送られ、戦後の爆発的な人口増加を支えるタンパク源として期待された”プリンスフィッシュ”だったという。いつしか忘れられ、人知れず繁栄した日本のブルーギルであるが、DNA解析によれば、送られた17匹のうち15匹が始祖となる事が明らかになっている。一方で世界的に生物多様性の減少ということが問題視され、“レッドリスト”正式名称“The
IUCN Red List of Threatened Species”と呼ばれるリストが国際自然保護連合によって作成され、絶滅危惧種の保護が進められている。

引用ここまで。

でこの渡辺志桜里って人なんですが。

以下引用。
https://bijutsutecho.com/magazine/interview/25242
そのうえで、一階と二階に大きく分けてふたつの循環の系統があります。一階では固定種の野菜と、浴槽で飼育されている外来種のブルーギル、そして溶岩がつながれています。ブルーギルには動物性の餌が必要のため、一階と二階の中間の壁にあるイトメという糸状の動物の入った水槽から、浴室に向かって一方通行で排泄物を流しています。
引用ここまで。

飼育自体は多分環境省の許可取ってるんでしょうけど。
この飼育環境。

以下引用。
https://www.env.go.jp/.../1law/files/saimoku_maff_moe.pdf

ロ 特定外来生物の体力及び習性に応じた堅牢な構造であり、かつ、振動、転倒、落下等による外部からの衝撃により容易に損壊しないものであること。
ハ 個体の出し入れや給餌等に用いる開口部は、ふた、戸等で常時閉じることができるものであること。ただし、条鰭き亜綱に属する特定外来生物に係る施設であって、水槽の壁面が十分な高さを有し、特定外来生物が逸出するおそれのない場合又は野外から隔離できる室内に常置する場合は、この限りでない。
ニ 開口部のふた、戸等については、飼養等をする特定外来生物の体の触れない部分に施錠設備が設けられていること。ただし、当該施設を屋外から隔離することができる室内に常置する場合であって、施錠以外の方法で、特定外来生物が逸出できないよう開口部を封印できる場合は、この限りでない。
ホ 空気孔又は給排水孔を設ける場合は、その孔が特定外来生物が逸出できない大きさ及び構造であること。

引用ここまで。

この辺の基準満たしてないような気が。浴槽の栓なんか何かの弾みで簡単に抜けるし。


この記事へのコメント

管理人
2025年01月15日 07:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/7956ca00ad1f0a29e5fb3a6fa6743f0964718d60?page=2


当初、皇居で獲った魚のなかには特定外来魚のブルーギルが混ざっていたのですが、のちに外来魚の飼育が法律で禁じられていると知り、人工的に種を存続させている金魚に置き換えたという事情があります。思いがけずドメスティックな種の選択が迫られ、環境保護と国家の関係を体感した出来事でした。

ブルーギルは、1960年にアメリカから現在の上皇陛下に贈られた18匹のうちの15匹が始祖だそうで、その後食用研究のために人の手で養殖されたものの、いまでは厄介な存在として特定外来魚に指定されています。日本のナショナリズムにとっての象徴性を感じました」

↑何だ、やっぱり許可取って無かったのか、お咎めなし?